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生徒のみなさんへ5月1日

校長より 阿倍野高校の生徒の皆さんへ
テレビ・ネットのニュースや報道では、緊急事態宣言が延長される話題や9月新学期制度も話にあがっています。今日5月1日の時点では、臨時休校の延長は10日までとなっていますが、更に延長される可能性もあります。
今日まで阿倍野高校の生徒の皆さんは、それぞれのご家庭でどのような自粛生活を送っているのでしょうか。楽しみにしていた学校にいけない。家庭学習だけでは勉強が進まない。いつも話していた友達に会えない。部活もできない・・・。授業や仲間との生活を一番に考える皆さんへの不安やストレスは相当なものと想像します。
また、3年生は、進路決定を控えながら高校生活の締めくくり。大学進学を考えれば授業がないだけでなく入試の実施がどうなるのかなど不安です。2年生は充実した一年となる日々のスタートだったはずで、部活動ではインターハイ予選や各公式戦、文化部の活動発表する機会などが今は無くなってしまい胸が痛む思いです。そして、新1年生においては、合格後一日も高校生活ができず、新しい制服を着て通学し新しい友達や先生方に会うこともできていません。まさに異常事態の渦中ですが、それだけに世界的にウイルス感染が拡大し、日本もウイルス感染者(死者)が増え続けて深刻な状況だということとらえています。
さて、ここからは生徒の皆さんの学習についてお知らせしたいと思います。これまで、大型連休中までの課題を発送させていただいています。進捗はどうでしょうか。臨時休校が延長された場合これからは、オンライン授業(ネット掲載による課題授業)へシフトしていきたいと考えています。詳しいことは、5月8日(金)以降にメルマガやホームページでお知らせしますが各ご家庭のネット環境のことも考え、郵送などによる課題発送も考えています。また、健康状態のチェックを適時行います。先生方も今何ができるか一生懸命に考えてくださっていますが思いとしては、一日でも早く学校が再開されることを願ってやみません。
最後に、校長からの再度お願いです。今、大切なことはこの緊急事態を「ピンチをチャンスに変えるための試練」とポジティブにとらえ、「自ら学ぶ姿勢で生活を送る」ことです。一人ひとりができる最善の行動をとっていきましょう。私たち教職員も同じ考えで皆さんのサポートに全力を注いで取り組みます。共に新たな挑戦に立ち向かい、すぐに再会できる日を心から楽しみに待っています。
令和2年5月1日 校長 古元 康博