自律・敬愛・共創
大阪府立阿倍野高等学校のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。校長の藤 宏美でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
本校は、大正11年に「大阪府立第十一高等女学校」として創立し、創立103年目を迎えました。歴史と伝統を重ね、多くの卒業生が社会のさまざまな分野で活躍されておられます。現在も同窓会である「芝蘭会」をはじめ、PTAやサポーター会の皆さまから温かい、ご支援とご協力を賜り、本校の教育活動を力強く支えていただいております。普通科・伝統校の良さを大切にしながら、先輩方が築いてこられた素晴らしい伝統を継承し、「103年目の挑戦」として、新たな取り組みも積極的に進めてまいります。
本校の生徒たちは、とてもまじめで素直、そしてやさしさに溢れています。穏やかで和やかな環境の中で学び、部活動や学校行事にも真摯に取り組み、日常のさまざまな場面で思いやりの心を持って行動する姿が多く見受けられます。
校訓である「自律・敬愛・共創」は、長い歴史の中で培われたものではなく、創立100周年を節目に新たに設定されたもので、現在の阿倍野高校がめざす生徒像を示しています。すなわち自らを律し、マナーと規律を大切にして正しく行動できる「自律」の心。他者を思いやり、敬意と親しみをもって共に助け合う「敬愛」の心。そして、変化の激しいこれからの社会において、新しい価値を他者とともに創り出す「共創」の力を持った生徒の育成をめざしています。
学習面においても、定期考査前の本校教員による「土曜学習会」、民間塾と連携した「阿倍高塾」、ICT活用した「アプリケーション学習」など、様々な学習支援を充実させ、生徒の学びを全力でサポートしています。また、活発な部活動や生徒主体の学校行事、地域貢献の活動などにも力を入れ、生徒一人ひとりが充実した学校生活が送れるよう環境を整えています。
大阪市中心部の天王寺近郊という利便性の高い立地にありながら、緑豊かな環境のなかで、都市の喧騒を感じさせない落ち着いた学びの空間が広がっています。この恵まれた環境の中で、仲間とともに有意義な時間を過ごし、社会で必要とされる「人間力」をしっかりと育んでいます。
今後も、保護者や卒業生の方々から信頼とご支援をいただき、地域の皆様に愛され、期待される学校をめざして歩みを進めてまいります。引き続き皆様の温かいご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
令和7年4月
大阪府立阿倍野高等学校
第24代校長 藤 宏美
