H31.始業式式辞

 

皆さん、おはようございます。

 

 この春休みもクラブの試合や合宿、複数クラブでの合同ライブなど、校外での活動で皆さんの頑張っている様子をたくさん聞きました。うれしい報告です。

 

そして今日からいよいよ新学年のスタートです。今日は昨年度の中で話した2つの話を繰り返して始業の挨拶とします。

 

 まず一つ目は、3学期の終業式で、「3人のレンガ職人」の話をしたことを思い出してください。話の最後に春休み中に考えて、4月の始業式に担任の先生に頼んで質問の書いたプリントを提出してもらいますよ、とも言いました。

 

話を繰り返すと、旅人が道を歩いていると、レンガを積んでいる3人の職人に出会い、「ここで何をしているのですか?」と尋ね、目的の違った1人目は「レンガ積みに決まっているだろ」と答え、特に目的なく辛い気持ちでただ仕事としてやっていました。2番目のレンガ職人は「大きな壁を作っているのさ」と答え、この仕事のおかげで俺は家族を養っていける」又は「もっといい仕事に移るためのステップとしてやっている。」という気持ちで頑張っていました。3人目は「歴史に残る偉大な教会を作っているのさ」と答え、後世に残る事業に加わり、世の中に貢献することをイメージした天職だと感じながら頑張っていました。さてあなたならどの職人ですか?と聞きました。

 

 

 

そして、これをみなさんの毎日頑張っている勉強やクラブに置き換えて何を目的にしているのかを春休み中に考えてくださいと言いました。そして、他に質問を3つしました。

 

1「今のあなたの夢や目標は何ですか?明確なゴールイメージを教えてください」

 

2「あなたの夢や目標を達成する為の具体的なステップとその行動計画を教えてください」

 

3「あなたの夢が叶ったら喜んでくれる人は誰ですか? また夢が叶ったその時には、誰に恩返しをしたいですか?」というものです。

 

   今日か明日に担任の先生からプリントを配ってもらいます。担任の先生と私で読ましてもらいたいと思います。

 

新学年をスタートするにあたって自分のこれまでの夢や目標を再確認して具体的なステップとその行動計画を考え、今からでも自分からやり抜く気持ちで頑張って欲しいのです。もし、大きな夢や目標があるなら、なおさら粘り強くやり抜くことができると思います。

 

 

 

次に2つ目の話です。ここに掲げる3つの言葉を思い出してください。昨年の夏に設定し、2学期の始業式で皆さんに披露した「校訓」です。校訓とはその学校の教育の理念を言葉にしたものです。

 

今日、昼からの入学式で、新入生である74期生に紹介するためにも用意したものです。その前にみなさんにもう一度確認します。

 

本校の97年という長い歴史の中で、阿倍野の学校生活においては、輝かしい実績を残し、伝統を築き上げた時期もあれば、逆にとてもうまくいかなかった時期もありました。しかし、この約15年間においては、先生と生徒が一緒になって「進化・変化・挑戦」という言葉を合言葉にして、改革を推し進めてきた結果、高い評価を受けることが多い学校になりました。

 

そして100周年を前にして、その理念を「校訓」として

 

掲げたのです。皆さんが普通にやっている、時間を守り、ルールやマナーを守って行動する習慣である「自律」と、自分も他人も大切にし、相手を敬い、親しみの心を持ち、協力しあえる「敬愛」の心を持って行動できる生徒集団は先輩やみなさんが作り上げてきたもので、阿倍高生の特色ある気質となっています。                                                       

 

そして、この先10年後には、物作りなど今の仕事の半数近くがAIやロボットが担うなどで、将来の予測がむずかしくなる時代が来ます。その時には、違う国や立場や年代など、いろいろな人と意見を出し合いながら、新しい価値を「共」に「創」り上げていくこと、つまり「共創」できる人材の育成をめざした教育活動に、先生も生徒も一緒になって取り組んでいこうとする想いを言葉にしたものです。

 

私は教頭先生と一緒に毎年、すべての先生の授業を見学していますが、昨年度は、授業の進め方において、新たな取り組みに挑戦する先生とそれに応えようと頑張る生徒たちの授業の様子をたくさん見ました。生徒が自ら主体的に取り組む姿には感動したことも数回覚えています。今年もさらに活発な授業だけでなく、行事などについても、皆さん自らが共創し、発展した活動になることを期待しています。

 

以上、「レンガ職人」と、この「校訓」の話を繰り返しました。提出された文章が楽しみです。

 

 これからも生徒全員が目標を持ちその実現に向けて頑張って行くことに、先生たちも精一杯応援したいと思います。