平成30年度 入学生に向けてごあいさつ(式辞より抜粋)

 

第73期生となる新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

 

阿倍野高校は、皆さんを心から歓迎いたします。

 

 本校は、大正11年に大阪府立第11高等女学校として創立し、4年後の2022年には創立100周年を迎える伝統ある高等学校です。卒業生の方々は各方面で活躍されており、今も同窓会はPTAやサポーター会とともに本校を見守り、多大なるご支援をいただいているところでございます。

 

本校では、変化、進化、挑戦を合言葉に教育活動を進めています。普通科・伝統校の良さを残しつつ、進路実現に向かう カリキュラムの改善や よりわかりやすい授業展開、自分や他人を大切にする 豊かな心の育成など、阿倍高に入って良かった という魅力ある学校づくりに取り組んでいます。

 

具体的には、全教室に設置された電子黒板を活用したICTを含む各授業の改善、毎朝0限目の10分間授業である「朝学習」の実施、毎日の遅刻指導を中心とする基本的生活習慣の確立、生徒が主体となった各行事の企画・運営などです。先輩たちは積極的な努力によって、日々、変化・進化・挑戦し、社会に適応する人として 毎年、大きな成長を見せています。そして、これから推し進められる学校教育の改革や、大学入試制度の改革を見据え、主体的、対話的で深い学びの視点に立った授業改善にも今後取り組んでまいります。

 

本年度は特に、「対話的な学び」に重点を置き、生徒、先生、地域の人との対話によって自分の考えを広げて深め、伝え合う学びの実現をめざします。

 

これからの時代は、物質的な量や質の価値観から生き方など心の豊かさの価値観へと多様化していくと言われています。グローバル社会は深まり、自分と違う年代の方や、異文化、異国の方と交流や仕事をする機会も増えていきます。自分とは価値観の違うものや違う人にどれだけ心を開けられるかがとても大切になります。

 

「対話をする力」をつけることで、その経験が他人の価値観を理解し、自分の考えを深め、心の豊かさが育まれるのです。また、希望制ですが国際交流の機会や英語力向上に特化した海外や校内の研修も用意しています。

 

では、これから阿倍高生として歩み始める皆さんに、心掛けてほしいことを3点述べたいと思います。 

 

 1点目は、授業を大事にし、自分から率先して学ぶことです。高校生になったからには、言われたことをやるだけではなく、自らの思いを持ってどんどん学んでください。目標ができれば、より学力の向上は進みます。

 

 2点目は、部活動等に参加することです。

 

 クラブに頑張った生徒は、努力することをはじめ、競う力、時には悔しい経験もあれば、仲間との協力や、団結などで信頼関係を築き、人としての成長がなされます。その経験が進路実現においても力を発揮し、高い目標を達成することも珍しくありません。また、「阿倍高塾」と呼んでいる外部講師による出張講座もあります。自分の可能性を広げ、高い志をもって、高校生活を計画してほしいと思います。

 

3点目は、先程も触れましたが、コミュニケーション力を高めることです。「対話」によって相手の思いを理解し、自らの思いを伝えられる人になってください。特に先生には遠慮せず自ら「対話」をしてください。うまく伝わらなかったり、自分が理解できないこともあるでしょう。しかしその経験の積み重ねが大切です。また、本校では生徒一人一人の個性を尊重し、生徒に寄り添った丁寧な指導も大切にしています。話するのが苦手な人も担任の先生などに気軽に声をかけてみてください。うまく話せないときでもきっとあなたのことを理解してくれるでしょう。そして、本校の先輩たちも、皆さんにはわからないことは何でも優しく丁寧に教えてくれる素敵な先輩たちばかりです。

 

自分を変えよう、挑戦しようという少しの思いを勇気に変えて自分の歩幅で一歩ずつ踏み出す行動に移しましょう。

 

これからこの阿倍野高校で皆さんが巻き起こす新しい風に期待しています。

 

最後になりましたが、保護者の皆様に於かれましては、学校との密接な連携をもとに教育活動を進めていきたいと存じますので ご協力の程、よろしくお願い申し上げます

 

併せて、本校のPTAは、生徒の健全な育成をいろいろな角度から支援することを目的として、様々な事業や活動を活発に行っています。今後、PTA活動にも是非ともお力添えいただきますようお願いいたします。