2学期終業式

   暑い最中に迎えた2学期の始業式から、月日の経つのは早いもので、急に寒くなったと思ったら今年もあと10日となりました。皆さん風邪などひいていませんか?

 

今日は三つの話をします。 

 まず一つ目は、昨日は2学期の成績会議があったという話です。

 各学年主任の先生方から成績を中心とした2学期の皆さんの状況を聞きました。 2学期も優秀な成績を収めた人はたくさんおり、やはりその人たちは共通して「授業に真面目に取り組み、地道に努力する」生徒であることだと思います。努力することは、ここにいる全員が実践できる可能性があることですが、実践できた人と、できなかった人に分かれてしまったようです。実践できなかった人には、いろんな事情があったと思います。体調を崩してしまったり、時にはいろんな悩みがあってうまくいかなかった人もいると思いますが、済んだことは考えても仕方ありません。新年を迎えるこの時に気持ちを切り替えて欲しいと思います。

  年の変わり目は気持ちの変わり目にできるチャンスだと思ってください。そして気持ちを立て直すきっかけになる行動や習慣を考えてみてください。

   参考になるかわかりませんが、私がよくやる気持ちを切り替える時の三つの簡単な行動を紹介します。

   一つ目の行動は単純ですが、思い悩むことがあるとよく晴れた日に空を見上げます。背筋を伸ばすと気持ちが落ち着きます。大きな青空に白い雲がゆっくり動くのを見ているだけで癒される効果があります。

   二つ目の行動は運動したり体を動かすことです。動くと血行が良くなって脳に酸素がいきわたることでスッキリします。頭で考えてから動くことより、先に動くと脳が活性して止まっていた考えが進むのです。

   1.2年生の皆さんは3学期から体育の持久走の授業が始まります。走る前はいやだなと思っていても走ってしまえば爽やかな気分で脳も活性しています。すると勉強もはかどり、体力もつくことで自信にもつながり、自分を快活にさせる効果があるのです。心と体の成長が期待できるので、皆さんの頑張りを楽しみにしています。

   三つ目の行動は自分に起こったピンチをチャンスだと考えることです。これは大変やもう無理や。となった時こそ、「人生、だからおもしろいんや」と考えることです。そしてその大変なことを全て書き出してみると意外と整理ができるので落ち着いて行動ができるのです。

 残念ながらあまり芳しくない成績をとってしまった人も今からでも遅くありません。何か行動をおこすことで気持ちをスッキリ切り替えてください。そして何をするべきなのかをしっかりと整理して、計画を立て直して、3学期に臨んでほしいと思います。

 これから受験に挑戦する3年生の皆さんは、自分を信じて最善を尽くし、最後まで頑張ってください。

  

二つ目の話として2学期のふり返りをしたいと思います。

   2学期も皆さんの活動を見させていただきましたが、その中で特に印象に残ったことは、やはり文化祭です。

   講評でも話しましたが、皆さんの文化祭には見に来てくれた人に楽しんでもらいたいという思いが溢れていました。またクラスの一体感や学校全体の一体感も感じられ、特に3年生のそれぞれのステージ発表は圧巻でした。この一体感は、これからの人生の中でも、そうそう味わえることではないと思います。

  「気配」と「気配り」は漢字で書くと「り」がつくかつかないかの一字違いで、意味は違いますがつながりがあります。 

「気配」を察することで「気配り」がうまれます。今の若い人たちはこの気配を察するということが苦手な人が少なくないと言われています。しかし、皆さんには「気配り」があっての一体感で、来てくれた人を感動させていました。

   来賓の方や同窓会、PTA等来て下さった方々の共通する感想は、「阿倍高はそれぞれが一生懸命に取り組むのでその姿は見ていて気持ちが良い。また訪れた人によく挨拶してくれることや楽しんでもらおうとする思いが感じるところは感動しました。」という話を何回か聞きました。

   そのほか日頃でも、阿倍高にくるといつでも生徒は挨拶してくれるのでうれしい気持ちになると、懇談で来校された保護者の方がおっしゃってくれました。やはり挨拶は気配りの基本であり、相手も自分も含めて人の心を元気づけるのだなあと思います。うれしいことです。

  

   三つ目の話はみんなに知ってもらいたいことを話します。

  校門から見える渡り廊下の側面には、3枚の横断幕が掲げられていますが、ダンス部の全国大会、陸上部の近畿大会出場ともう一枚新しく阿倍野高校百周年に向けたものがあります。また、玄関のホールにも置き型の幕があります。 

   本校は、5年後に創立百周年を迎えます。皆さんは卒業した後のことにはなりますが、百周年記念式典や事業に向けての準備はもう始まるということです。2022年は皆さんを含む約3万人の同窓生と共に本校の輝かしい伝統と歴史を讃える年です。準備に際しては今からロゴの作成やイメージするキャラクターのデザインなど、今の生徒の力も借りながら盛り上げていきたいと考えていますのでよろしくお願いします。

   本校の同窓会は芝蘭会と言います。食堂の上にある事務所には毎日芝蘭会の方が来てくれています。同窓会活動だけでなく、学校のために何が支援できるかをいつも考えていただき、クラブ活動に係る遠征費や援助金の支援や、卒業式などにもたくさんの支援をいただいています。  

   そして今から話すことを知っておいて欲しいのですが、72年前に阿部野高女が阿倍野高校に代わる当時の生徒だった86歳になられる同窓生の女性を中心に70歳代、60歳代の男女34人の方々が毎月第3土曜日に学校の中庭に来られています。12年間どんな暑い日も寒い日も中庭の花壇をずっと手入れしていただいており、だからいつも中庭には花が咲いているということも知っておいてください。そして余裕があれば、その姿を見かけた時に声をかけてくれたら有難いです。そんな方々やここにいる皆さんと一緒に創立百周年のお祝いを迎えられることは本当にうれしいことです。 

 

 最後になりますが、阿倍野高校の生徒は、みなさんが思っている以上に様々な力を持っていると思います。その力を高校生活の中で増々発揮してほしいと思っています。期待しています。 新しい年が皆さんにとって良い年になることを願い、私の話を終わりにします