いよいよ3学期・始業式

 本年もよろしくお願いいたします。3学期の校長式辞原稿を記載します。

  おはようございます。冬休み中、元気に過ごせましたか?学校には大きな事故の連絡もなく、またこうやって皆さんの元気そうな姿を見ることができてとてもうれしく思います。

 さて、今日から3学期です。少しだけ長かった冬休みが終わり、ちょっと寂しい気持ちになっている人もいるとは思いますが、3学期はとにかくあっと言う間です。特に3年生は学校が始まったかと思ったらすぐに学年末考査です。幾日通えばよいか知っていますか?授業は今日を含めて11日です。そのあと最後の学年末考査です。もちろん全員卒業できるよう全力で頑張ってください。また、これから受験する皆さんは追い込みですね。努力は決して自分を見放すことはありません。いつかきっと報われます。最後の最後まで頑張って努力してください。また、終わった人もいるでしょうが、そこはクラス全体が一体となって、最後まで頑張っている人たちを応援してください。そして、全員で素晴らしい卒業式を迎えましょう。1、2年生はそれぞれ自分の次のステージに向けて飛躍するための準備期間です。3学期の努力した成果がそのカギを握っています。頑張りましょう。

 

  それでは、今日は二つの話をしたいと思います。

  まず一つ目です。2学期の終業式の最後に「年末は自分から掃除をして運気を上げて元気に過ごしてください」と言ったのですが覚えていますか?

  運気を上げるとはどういうことかの続きの話を少しします。

  自分から掃除をしてきれいにすると心がすっきりして素直な気持ちになるというのがわかりましたか?

  見ているものに人の気持ちは似てくるのです。きたないものを見ると心が荒みます。すさんだ心の人は 何かと攻撃的で他人の欠点ばかりが気になり、ひがみやねたみが強く相手を受けいれなくなります。そしてトラブルが絶えず人間関係をわるくして、孤立してしまうのです。 私も整理するのが下手なほうで、油断すると机や周りが汚くなります。そういう時って仕事がうまくいかないので意識して心がけています。

  逆に素直な心の人は心に余裕があり、相手の長所を抵抗なく受け入れ、相手の喜びを自分の喜びに変え、相手の苦しみには自分に何かできないかと寄り添う心ができるのです。

  このように、素直になると仲間や協力者が増えます。協力者が増えると逆に自分の長所が活かされ努力以上の成果が出るのです。そしてまるで運気が上がったような感覚になりその成果がでるのです。だから「自ら掃除をして運気を上げて元気に過ごしてください」と言いました。

  今からでも勉強や部活動など努力しているものに成果をあげていく一つの方法なのでやってみてください。身の回りはもちろん、トイレや風呂等、特にそのことで他の人が喜び、同じ気持ちにさせるのはさらに効果があります。なんでも少しでも良いのでやってください。

 

  二つ目です。

  毎年のことですが今年の正月もスポーツ中継が多く、高校ではサッカーやバレー、そしてラグビーも全国大会でおおいに盛り上がっていました。

  私もクラブ指導、種目はラグビーですが、長年続けてきました。ラグビーの全国大会では役員として全国のチームの試合運営のお手伝いを毎年30年間続けてきました。

  毎年見てきて確信できることを1つだけ話します。勝ち進み成果を出せるチームとそうでないチームには技術云々の話の前に、明らかに違う「何か」があるということです。

  それはコート内ではなくてコート外にあります。私はその場に居るからわかるのですが、毎年勝ち残るチームはコート外のプレイに「勝者にふさわしい余裕ある心づかい」が感じられます。つまり自分たちがこの場いることに常に感謝する心をもって行動しています。身の回りを整理から更衣室など使用場所の整理整頓と清掃、我々運営スタッフへの対応、各県代表としての自覚ある言葉の掛け合いなど、勿論、今から試合だという時にそんなことに気を使っているようではプレイに集中できません。しかしすべてマネージャーやほかの人に任すのではなく自分の無意識で自然な行動で徹底されているのです。

  ある時、私が重い荷物を運んでいる時、一旦荷物を下において、重い扉を開けてから荷物を持ち直そうとしたとき、偶然通りがかった選手の一人が素早く荷物を持ち上げて「先生、どこに運べばよいですか」と言いながら歩き出したのです。流れに任せて所定の場所に置いてもらったのですが、私はおそらく控えの選手が協力してくれたのだろうと思っていました。実はその選手はそのあとの私が担当する試合のレギュラーだったのです。

  また、一回戦で負けるチームでもそのようなチームは翌年さらに勝てるようになります。  

  我々スタッフはチームへの対応は不公平なく均等にしますが、正直な話、つい自然にこのチームには勝ってほしいなと思ってしまいがちで、そういうチームは不思議と多くの人が応援しているためか運を味方につけて勝つことが多いので、これが先程の運気の話と同じなのかなと思います。

 

皆さんも勉強や部活動、自分の努力以上に成果を引き上げるのはいつもの心がけと小さな行動です。応援する人がたくさんいれば知らずに運気が後押ししてくれます。3学期、皆さんがそれぞれの課題に向かい、しっかりと力をつけ、成果を発揮することを期待して式辞といたします。