「『研究室』に行ってみた」

夏休みはオープンキャンパスのシーズン。1年生は宿題になっていますが、もう行きましたか。終業式の日に言いましたが、皆さんは進路に悩んで当たり前です。その打開策の一つはオープンキャンパスに行って直接学部の先生や学生に聞くことです。

先週81日、2日は関西大学。今週8月8日、9日は大阪市立大学や府立大学。近畿大学も8月下旬に予定されています。まだの人は、是非体験してきてください。

 

ところで「『研究室』に行ってみた」という本を読みました。著者が大学などの研究室に行きインタビューしたものですが、研究者の話は実に面白い。学問の面白さを感じさせてくれます。

①「宇宙旅行を実現するために」:商業宇宙開発に参戦するベンチャー企業の物語。

②「生物に学んだロボットをつくる」:お掃除ロボット「ルンバ」は昆虫の研究から始まったそうです。

③「宇宙エレベーターは可能である」:大手の建設会社が研究しています。

④「すべては地理学だった」:地理学は地球科学、環境化学の一部門ながら、昆虫、宇宙船開発、ロボット工学、原子核物理学、宇宙エレベーター等々あらゆる部門に関わります。ただ日本の大学に地理学科はほとんどないそうですが。

最も自分の関心を引いたのは、③の宇宙エレベーターです。研究者のイメージは地球から10万kmのケーブルを直立させ、そのケーブルを伝わってクライマーという乗り物で地球を出発する。途中に何か所かステーションやゲートをつくり、各種実験や静止衛星の発着点となる・・。現段階では壮大な夢物語ですが、建設会社の方が真剣に研究を進めていることに驚きました。

 

著者も言っていましたが、文系・理系のくくりはもはや無理があり、研究の最前線では意識されていないようです。社会に出たら文系・理系関係なし。学問の研究領域の広がりを感じます。高校でもやはり多様な教科を学ぶことが大切さだということだと思います。

 

この本は図書室にありますので、興味関心のある生徒は是非読んでください。