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2学期終業式


みなさんおはようございます。やっと2学期が終わる日が来ました。今年は夏休みも、冬休みも短縮され、これまでで最も長い2学期となりました。本当にお疲れ様でした。世の中は医療に従事する方々をはじめ社会全体がコロナ感染を阻止するべく、それぞれがまさに命がけの努力をやっています。また、その中で我慢ばかりをしてきた皆さんの頑張りぶりにも、ここで 私は心から敬意を表したいと思います。
青春真っ只中の皆さんにとっては、あふれ出るエネルギーを、勉強だけでなく部活動や諸行事、そして日常生活に至るまでの行動において、仲間と共に発揮することで、さらに人として成長していきます。今年は計画がすべて中止されたことで、皆さんの健やかな成長をとても心配しましたが、授業においてはマスク着用や感染対策をしながらも勉強に集中し、それぞれいつもと変わりなく充実した授業風景を観察しました。
行事も多くの制限の中で、自治会執行部を中心に、新たな発想を考え、かつてないオリジナルな行事を実現してくれました。文化部発表会やTシャツコレクション、各学年のスポーツ大会の実現などと、そこで得られた成功体験は、皆さんにとっても、また私たち教職員にとっても一生忘れられない素晴らしい思い出となり、自信となるでしょう。
私自身もグランドで皆さんと一緒に走った一瞬の時間は、みなさんから元気をもらえたような感動を覚えました。ありがとう。
また先日の3年生最後のスポーツ大会では、さすが3年生だなと思わせる計画力と実践力の高さ、そして全生徒の団結力を感じました。実行委員長の長尾君が閉会式で締めくくった一句「コロナでも青春楽しむコロなんだ!」はとても気持ちを和ませる印象的なものでした。
そして2年生は待望の10月の修学旅行がやむなく中止となり、辛い声も聞き、心が張り裂けるような思いをしましたが、行けない辛さよりも、中止であっても全員が同じ行動となったことに理解をしてくれたことは、阿倍高生の特性である優しい思いやりと一体感ある団結心の現れであり、皆さんに感謝しているところです。そして、この後、担任の先生方からは、新たなその続きの話をされるようですのでお楽しみに。
1年生は、なかなか慣れなかった高校生活も、2学期になってようやく元気な活動が目立ち始め、授業観察ではとても明るく積極的な活動の様子が伺えました。これからがますます楽しみです。
今このように学年ごとに振り返りましたが、全体としてはコロナ感染について府立高校138校の中で、すでに延べ100校近くが感染による休校を余儀なくされています。たまたまなのかもしれませんが、皆さんがマスク着用からこまめな手洗い、消毒や三密を避ける行動、先生との連携による適切な自宅待機等、皆さんの高い危機意識とマナー意識での行動が、本校がまだ休校になっていない理由かもしれません。
明日から短いですが冬休みです。また自粛や制限をしながらの日々となりそうですが、逆に家庭で自分の時間がゆっくり持てることにもなります。休息も必要です。そして受験生は当然のことですが、全生徒の皆さんにおいてもこれまでやってきた正しいと思う努力をぶれることなく続けてください。必ず自分を信じる人の前に道は開き、花も開きます。勇気をもってがんばりましょう。応援しています。では良いお年をお迎えください。